劇団紹介
劇団東京倶楽部の団長は菅田俊である。2000年「唐組」の前身である「下町唐座」の旗揚げメンバーであった、菅田俊、藤原常吉、河端保成、水上竜士等が中心となり結成された。
劇団と名うっているが、運営は、自主興行であり法人化はされていない。2001年、菅原文太氏の長男である、菅原加織氏の急逝に伴い、一緒に舞台をやろうと言う約束から菅田が、七回忌迄(2001年〜2007年) 『KAORU MEMORIAL』として年に一度命日の10月に公演を行なってきた。それ以降も菅原加織氏に魂を捧げる形で、年一回の公演を行なっている。
演出は、全作品において菅田である。
特色として、即興的に創り上げるオリジナル作品においては、虐げられた人々を取り扱った「生きるとは、何か?」を問うテーマが多い。
また、唐十郎作品も上演する。唐作品においては、唐氏の了承の下、唐作品をアレンジして上演する稀有な団体でもある。
演出法的には、唐十郎の「特権的肉体論」による所が多い。役者の持つ「個」を生かす演出と、またこれに相反するスタニフラフスキー的俳優術を織り交ぜた、独自の菅田演出の魅力に惹かれる観客、役者も多い。
団長(監督・演出)
菅田俊
俳優
藤原常吉
永倉大輔
木庭博光
関根大学
山田浩市
贈人